「金のさんま」は気仙沼の郷土料理で地元ではさんまの佃煮と云われるものです。
創業から継ぎ足しで使い続けている「返したれ」で、骨まで軟らかく召し上がれるよう、ゆっくり鍋で炊いています。
この「返したれ」は3月11日震災の日に工場より社員が持ち出し、無事に私たちの手元に残りました。変わらぬ味をお届けします。
斉吉の製品はほとんどがこの工場(こうば)で作られています。使う鍋は少し大きいですが、ご家庭の台所と同じようにして毎日新鮮な材料で製品を作っています。
斉吉では、お客様の食卓の下ごしらえをさせていただくつもりでおります。暖かい食卓は、大切な幸せの時間だと思っています。
丁寧にお届けして嬉しい日も忙しかった日も、少しがっかりした日も。
みなさまの食卓のお役に立てますように。
第15回全国水産加工品総合品質審査会 大日本水産会会長賞
第62回全国水産加工たべもの展 水産庁長官賞
第38回宮城県水産加工品品評会 水産庁長官賞
この度の東日本大震災において、多くの方々に多大なるご支援と応援を頂きましたこと、改めて深く感謝し、御礼申し上げます。
気仙沼は「海と生きる」というスローガンを掲げ、復興への歩みを続けております。
海は、変わらぬ恵みをたたえています。
私共もすべての営業拠点を失う事となりました。
しかし、これを機に金のさんまをはじめとする手仕事を一層大切にし、気仙沼らしい人の営みが、美味しさとして伝わるような商品作りに特化してまいりたいと考えます。
規模は小さくなりましたがはじめの一歩から、歩き直す覚悟です。
長い間のご縁の上に、ひとつの出会いとひとつの仕事を大切に積み重ねて、よりよい商品をお届けし、お客様に喜んでいただけるよう精進してまいります。